中谷元防衛大臣はジョン・ヒーリー英国国防大臣と２９日までに会談し、改めて「プーチンロシア大統領による違法・不当、いわれのない全面的なウクライナ侵攻は欧州・大西洋及びインド太平洋の安全保障を脅かすもの」と強く非難した。「国連憲章に対する明白な違反である」ことも改めて確認した。
また「中国による軍民両用の支援及び北朝鮮及びイランによる軍事支援のロシアへの提供を非難する」とともに両防衛相は「自由、主権、独立及び領土一体性を防衛するウクライナへの揺るぎない支持を再確認し、ロシアの戦争経済に対抗する取組みの強化、ウクライナへの更なる支援の重要性」を強調した。
また両防衛相は「東シナ海及び南シナ海の状況に関する深刻な懸念と台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて確認し、力又は威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みに引き続き強く反対する」ことを確認した。
日英外務・防衛閣僚会合（２＋２）は来年、イギリスで開催され、継続して実質的議論が行われる。（編集担当：森高龍二）
