「支持率下げてやる」発言社員を厳重注意 時事

2025年10月10日 06:14

 時事通信社は9日、同社カメラマンが7日の高市早苗自民党総裁取材の待機中に「支持率下げてやる」などと発言していたとし、厳重注意した、と発表した。

 同社によると「男性カメラマン(映像センター写真部所属)は自民党本部で他社のカメラマンらと写真撮影のため高市総裁の取材対応を待っていた際、雑談で『支持率下げてやる』『支持率が下がるような写真しか出さねえぞ』と発言し、ネットの生中継で収録された音声がSNSで拡散した」と説明。

 そのうえで「SNSではこれ以外の発言もありますが、このカメラマンの発言ではないことを確認した」としている。

 同社の藤野清光取締役編集局長は「雑談での発言とはいえ、報道の公正性、中立性に疑念を抱かせる結果を招いた。男性カメラマンを厳重注意した」としている。

 また斎藤大社長室長は「自民党をはじめ関係者の方に不快感を抱かせ、ご迷惑をおかけしたことをおわびします。報道機関としての中立性、公正性が疑われることのないよう社員の指導を徹底します」と再発防止へ指導を徹底する意向を語った。(編集担当:森高龍二)