守島衆院議員ら離党届 維新が改革党から保守化

2025年09月11日 07:14

 守島正衆院議員、斉木武志衆院議員、阿部弘樹衆院議員の3議員が日本維新の会に離党届を9日までに提出した。理由について守島議員はSNSで「国会議員団の方針や考えにおいて、私が維新の会にいる上で大事にしていた部分で同調できないものがあり、同じ団内での活動は厳しいと考え、今回の決断に至りました」と新執行部と自身との取組み方針に乖離がある旨を書いた。

 守島氏は維新の会が「改革政党」から「保守政党」に変質しているとの思いを会見でかたった。守島氏は「日本維新の会の候補者だからこそ衆議院選挙に当選することができたと考えておりますので、その皆さんを裏切る結果になったことに関しては、心よりお詫びを申し上げます」と離党判断をしたことについて、選挙で投票した有権者に陳謝した。

 守島氏は「私自身の支援者や後援会の皆様に対しても、事前に報告できなかった方も多くおられますので、この場をお借りしてお詫び申し上げるとともに、別途報告をさせて頂きたいと思います」と説明するとしている。

 そのうえで守島氏は「同じく離党することとなった斉木議員・阿部議員と相談しながら、改革を進めることができる政治グループを作り、残りの任期を勤めて参りたい」と結んだ。

 吉村洋文党代表は「離党を撤回してもらいたいと思っている」とし、受理するかどうか「1週間程度置いて、最終的な状況を踏まえ、党として判断していく」と留まるよう再考の期間を置く考えを示した。(編集担当:森高龍二)