DAIHATSU、JMSで次世代軽自動車の最適解でコンセプトモデル「Daihatsu K-VISION」発表

2025年11月02日 08:17

Daihatsu K-VISION

エクステリアはシンプルで親しみやすい直線基調。インテリアはライトグレーを基調カラーとし、インパネやドアトリムには暖色系のアンビエントライトを配置すし、軽自動車クラスを超えた上質感のある仕立てとした

 ダイハツ工業は、10月29日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「Japan Mobility Show 2025(JMS/ジャパンモビリティショー2025)」に次世代軽自動車の最適解と思えるコンセプトモデルを展示・発表した。

 今回ダイハツがショーの出展テーマに掲げたのは、“わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。小さいことからひとつずつ”とした。同社は1907年の創業以来、人々の暮らしに寄り添いながら、小さなボディに、ワクワク感、親しみやすさ、便利さを凝縮したクルマをハツメイし、比較的廉価な価格で提供してきたと自負する。

 今回のショーでは、「わたしにぴったり」「暮らしがおもろくなりそう」と思って貰えるダイハツらしいハツメイを「ダイハツメイ」とし、原点であるミゼットを基点にひろがる未来の姿をブース展示・演出で表現。「ミゼットX」をはじめとした多彩なコンセプトカーを出展した。

 そのなか注目なのが、「Daihatsu K-VISION」だ。小型・軽量・高効率を極めるダイハツのモノづくりが、軽自動車を次のステージに進める10年先を見据えたコンセプトカーだ。

 モーター駆動らしい出足の良さや静かな走り。ガソリン車を20%上回る環境にやさしい抜群の燃費性能。そんなストロングハイブリッド「e-SMART HYBRID」採用でハイブリッドの魅力を軽自動車サイズで実現した。採用したストロングハイブリッドは、充電不要でありながら、電動車らしい走りを実現したモデルとなっている。

 さらに外部給電機能も搭載することで、災害時は生活に必要な電力を確保でき、燃料が満タンの状態で400Wの電源を使う場合では、約4日分の電力をまかなえる。

 駆動系の大きな特徴はモーターとエンジンは同軸に配置し、パワーコントロールユニットと一体化したトランスアクスルにより、軽自動車サイズに小型・軽量化を実現したこと。

 軽自動車では難しいと言われてきた常識を変える、これからの軽。だれにでも使いやすい乗り物であるために、シンプルで直感的な運転席まわりを新開発。先進技術をみんなのものにする、これが軽自動車のダイハツメイだ。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mm、ホイールベース2460mmだ。全長や全幅は軽自動車規格限度いっぱいだが、全高は「タント」と「ムーヴ」の中間だ。