ダイハツ工業は、10月29日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「Japan Mobility Show 2025(JMS/ジャパンモビリティショー2025)」に次世代軽自動車の最適解と思えるコンセプトモデルを展示・発表した。
今回ダイハツがショーの出展テーマに掲げたのは、“わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。小さいことからひとつずつ”とした。同社は1907年の創業以来、人々の暮らしに寄り添いながら、小さなボディに、ワクワク感、親しみやすさ、便利さを凝縮したクルマをハツメイし、比較的廉価な価格で提供してきたと自負する。
今回のショーでは、「わたしにぴったり」「暮らしがおもろくなりそう」と思って貰えるダイハツらしいハツメイを「ダイハツメイ」とし、原点であるミゼットを基点にひろがる未来の姿をブース展示・演出で表現。「ミゼットX」をはじめとした多彩なコンセプトカーを出展した。
そのなか注目なのが、「Daihatsu K-VISION」だ。小型・軽量・高効率を極めるダイハツのモノづくりが、軽自動車を次のステージに進める10年先を見据えたコンセプトカーだ。
モーター駆動らしい出足の良さや静かな走り。ガソリン車を20%上回る環境にやさしい抜群の燃費性能。そんなストロングハイブリッド「e-SMART HYBRID」採用でハイブリッドの魅力を軽自動車サイズで実現した。採用したストロングハイブリッドは、充電不要でありながら、電動車らしい走りを実現したモデルとなっている。
さらに外部給電機能も搭載することで、災害時は生活に必要な電力を確保でき、燃料が満タンの状態で400Wの電源を使う場合では、約4日分の電力をまかなえる。
駆動系の大きな特徴はモーターとエンジンは同軸に配置し、パワーコントロールユニットと一体化したトランスアクスルにより、軽自動車サイズに小型・軽量化を実現したこと。
軽自動車では難しいと言われてきた常識を変える、これからの軽。だれにでも使いやすい乗り物であるために、シンプルで直感的な運転席まわりを新開発。先進技術をみんなのものにする、これが軽自動車のダイハツメイだ。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mm、ホイールベース2460mmだ。全長や全幅は軽自動車規格限度いっぱいだが、全高は「タント」と「ムーヴ」の中間だ。













