米国行為「法的評価含めコメント控える」防衛相

2026年01月11日 08:59

 小泉進次郎防衛大臣は9日の記者会見で米国の南米ベネズエラへの攻撃に国連参加国から「明確な国連憲章違反」「国際法違反」と相次ぎ指摘されている事案についての受け止めを聞かれ「詳細な事実関係を十分把握する立場にないので、法的評価を含め、政府としてコメントすることは差し控える」と法的評価は回避した。

 小泉大臣は「アメリカはマドゥロ大統領等をアメリカ及び国民への麻薬テロ活動の罪で訴追するため、米軍が法執行機関と協力し、今次作戦を実施したと説明しているものと承知している」とアメリカの説明を強調した。

 記者団が「米国は中国が台湾に軍事的侵攻をするのじゃないかと批判しながら、一方で、自らは正にベネズエラという国に対してこのような攻撃を議会承認もなくやった、二枚舌外交じゃないかという指摘がある。今後アメリカが言っていることの正当性自体が問われるんじゃないかという指摘があるが」との問いには「台湾をめぐる問題については対話により平和的に解決されることを期待する。我が国は従来から自由、民主主義といった基本的価値を尊重してきた。今後とも一貫した我が国の立場に基づく取組みを進めていきたい」と米国の二枚舌外交との批判に対しては答えなかった。(編集担当:森高龍二)