日経平均、29日は買い先行か 米株3指数上昇、SOX1.76%高が支援材料

2026年10月29日 05:43

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東京証券取引所の施設内。2026年10月29日の東京株式市場では、前日の米国株主要3指数の上昇とフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の1.76%高を背景に、日経平均株価は買い先行が意識される。(資料写真)

今回のニュースのポイント

10月29日の東京株式市場では、前日の米国株高と半導体関連株の上昇を背景に、日経平均株価は買い先行の展開が意識されます。NYダウ、ナスダック総合、S&P500がそろって上昇し、SOX指数は1.76%高となりました。日経平均先物も早朝時点で前日比プラス圏の推移となっています。ただし、前日の東京市場は大幅高となっており、利益確定売りや原油高が上値を抑える可能性にも注意が必要です。

本文
 2026年10月29日の東京株式市場では、前日の米国株式市場における主要株価指数の上昇や半導体関連株の堅調な推移を背景に、日経平均株価は買いが先行する展開が意識されます。29日早朝の日経平均先物は、提供された市場データでは前日比プラス圏で推移しており、東京市場の寄り付きに向けた支援材料として意識されます。前日の現物市場の大幅上昇を受けた反動への警戒感はあるものの、海外市場の堅調さが当面の支援材料として働きやすい地合いとなっています。

 28日の米国株式市場では、主要3指数がそろって上昇して取引を終えました。優良株で構成されるNYダウは前日比97.53ドル高(0.19%高)の5万2475.10ドルとなりました。ハイテク株比率が高いナスダック総合指数は同72.04ポイント高(0.27%高)の2万6549.85ポイント、機関投資家が重視するS&P500種株価指数は同21.38ポイント高(0.28%高)の7743.98ポイントで引けています。米国主要指数がそろってプラス圏を維持したことは、東京市場の寄り付き前の投資家心理を支える要素となります。

 なかでも注目されるのが、半導体関連銘柄の動向を示すフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の動きです。28日の同指数は前日比201.495ポイント高(1.76%高)の1万1684.000となりました。NYダウの0.19%高やナスダックの0.27%高、S&P500の0.28%高を上回る上昇率となっており、市場関係者の間ではハイテク・半導体分野に対する資金流入の強さが意識されています。この流れを受け、29日の東京市場においても主力半導体関連株に買いが波及する可能性があります。

 前日の東京市場における日経平均株価の終値は、前日比685円82銭高(1.08%高)の6万3954円19銭と大幅反発して引けていました。この大幅高に続いて29日早朝の日経平均先物も堅調に推移していることから、寄り付き段階での投資家の買い意欲は保たれているとみられます。ただし、先物市場と現物市場では取引時間や価格形成の仕組みが異なるため、先物価格の水準そのものが現物の寄り付き水準を直接確定するものではありません。前日までの大幅上昇に伴う短期的な過熱感から、寄り付き直後は戻り待ちや利益確定の売りに押されるリスクも残ります。

 外部環境に目を向けると、外国為替市場では米ドル/円相場が1ドル157円87~88銭付近となっています。高止まりする円安水準は輸出関連企業の採算面で支援材料となる一方、原材料やエネルギーの輸入コストを押し上げる要因にもなります。また、原油価格の上昇は燃料費や物流費などの負担増につながる可能性があり、エネルギー価格の動向が企業収益に及ぼす影響にも注意が必要です。

 29日の東京市場は、米国株主要3指数の上昇とSOX指数の大幅高が買い材料として意識される一方、前日の大幅反発に伴う利益確定売りの動きやエネルギーコストへの懸念が上値を抑える可能性があります。寄り付き後は、半導体関連株を中心とした買いの勢いが相場全体をどこまで牽引できるかや、為替水準および原油市場の動きをにらんだ業種ごとの物色動向が焦点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)