岡田克也民主党幹事長は12日の民主党両院議員総会で統一地方選挙に触れ「与党として戦う初の統一地方選挙なので全力をあげて戦っていこう」と自覚をもって選挙への協力を要請した。
また、2月6日投開票で実施される愛知県知事選挙、名古屋市長選挙への党推薦候補応援へ「党として全力をあげて支援する。全議員が少なくとも1日は愛知県入りし、支援していただきたい」と統一地方選の前哨戦として、党の総力をあげて勝利へ取り組む姿勢を見せた。
一方、出席した議員からは党執行部に対し「地方を大事に」「地域主権は民主党の1丁目1番地であったはず、そのための活動を」「目の前でリーフレットを破られる」「地方で暮らしている人たちの顔が見えているのか」など地方での民主離れの声が相次ぎ、選挙に対する危機感や悲壮感まで漂うものとなった。
菅直人総理(党代表)は「私たちの責任で厳しい選挙が続いている」と責任を認識していることを語るとともに「やっていること(政策)がまずいのか、やっていることをきちっと伝えていないのか。どちらに問題があるのか、検証することも必要。(新年度予算で)5100億円あまりの(地方への)一括交付金も誕生した。やっていることをしっかりと伝えていくことが地味だが大事だ」と広報活動に一層力を注ぐ必要も語った。
また、さきの国会閉会後に自身のブログを立ち上げ、直接に自身の考えを国民に伝える努力をしていることも紹介し、「直接的に国民に伝えていく努力をしなければならない」と色んな手段で広報する必要を示した。
(編集担当:福角忠夫)