岡田克也民主党幹事長は27日、本年最後の定例記者会見を行い、民主党政権の15カ月の成果について触れ「政治主導、経済財政、医療・介護、雇用、外交安全保障など、政権交代がなければありえなかったことだ」と一定の成果があったことを国民にアピールした。
具体的成果として(1)政治主導で事務次官会議を廃止、政務三役主導で政策決定をしている(2)記者会見をオープンにした(3)今年度予算で公共事業を対前年度比18%削減、社会保障は9.8%、教育関係費8.2%を増額した(4)格差是正へ所得税や相続税の見直しを実施(5)子ども手当の創設、生活保護の母子加算の復活、父子家庭への児童扶養手当の創設などをあげた。
一方で、沖縄普天間基地の辺野古への移転(日米合意)履行問題をはじめ、国会議員定数削減、高速道路の無料化、公約実現のための財源確保と財政健全化への取り組みなど、課題も多く積み残されている。
(編集担当:福角忠夫)