真冬でも関係ない!冷飲料の新商品商戦

2010年12月27日 11:00

 寒さが増すこの時期は温飲料の売れ行きが倍増するが、昨今は、冷暖房の普及により館内や室内などが程良く暖められていることから、冷飲料の売上も安定しているという。そのため各メーカー、真冬に冷飲料の新商品を発売することも多いようだ。

 アサヒ飲料 は三ツ矢サイダーブランドの乳性炭酸飲料「白い三ツ矢サイダー」のラインアップとして、新しいフレーバーの新商品「白い三ツ矢サイダー 赤りんご&青りんご」を2011年1月4日より全国で新発売する。「白い三ツ矢サイダー」は、北海道産れん乳のまろやかさと、すっきりとした味わいで、2010年11月の発売以来好評を得ている。同製品は白い三ツ矢サイダーの乳感に、蜜のような甘みの赤りんごと、爽やかな酸味の青りんごをミックスさせた味わいに仕立てている。

 また、キリン・トロピカーナは、「トロピカーナ アフタヌーンフルーツふんわりストロベリーテイスト」を、2011年1月18日より全国で発売する。「トロピカーナ アフタヌーンフルーツ ふんわりストロベリーテイスト」は、濃厚な味わいのグレープとアップルをベースに、まろやかな甘みとほのかな酸味のストロベリーのふんわりとしたおいしさを加味した100%ジュース。おやつ時や午後の休憩時などにゆったりと楽しめ、寒い時期の午後のリラックスにぴったりな内容となっているという。

 さらにサントリーは、人気のGokuriシリーズから、果汁を30%使用した、ピンクグレープフルーツの甘さと華やかな香りが特長の果実飲料「Gokuri ピンクグレープフルーツ」を2011年1月25日より全国で発売する。

 ひと昔前、飲料市場、特に新商品は季節感を考え、四季に合わせて発売することが大事と考えられていたが、現在はあまり関係ないようだ。2011年も景気の低迷から全体的な売り上げが伸び悩むことが予測される飲料業界だが、各メーカーは新たな商品を市場に投入し、拡販を図る構えだ。