DeNAの第2四半期決算、ゲーム関連売上収益が順調で増収増益

2012年11月07日 11:00

 ディー・エヌ・エー<2432>が11月6日、2012年度第2四半期の決算を発表。累計売上収益は前年同期比41.2%増の978億8600万円、営業利益は同30.3%増の387億8800万円、税引前四半期利益同30.4%増の381億3400万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同42.6%増の217億3100万円であった。

 「Mobage(モバゲー)」で提供しているソーシャルゲーム内で使用される仮想通貨「モバコイン」の消費が前年同期比56.6%増となるなど、ゲーム関連売上収益が順調に増加している。また、その他の事業についても、旅行代理店事業において取扱高が伸長、横浜DeNAベイスターズも拡大に寄与し、売上収益は前年同期比519.7%増の62億3300万円となった。一方、EC事業に関しては、ショッピングサイト「ビッダーズ」の取扱高が前年同期比2.3%増となるなど底堅く伸長しているものの、携帯電話オークション「モバオク」の有料会員数が前年末比13万人減となったことなどから、売上収益は前年同期比0.1%減。費用面でも、ゲーム関連売上収益の増加に伴い、代金回収代行手数料やゲームデベロッパーへのレベニューシェア支払及び業務委託費が増加したことなどから、売上原価、販売費及び一般管理費がともに増加した。

 なお、第3四半期累計での業績予想は、売上収益前年同期比44.7%増の1500億円、営業利益同35.9%増の580億円としている。