凸版、通信機能を備えた小型デジタルサイネージを販売

2010年08月13日 11:00

 凸版印刷<7911>は、通信機器を備えた小型デジタルサイネージ「EPOP NEO」の販売を8月16日から開始する。

 同社は、小型のデジタルサイネージである電子POP事業に先駆けていち早く着手しており、「EPOP」という商品名で販売を開始。棚まわりを含め、店舗内で映像コンテンツを活用した広告・販促事業の草分け的存在として、業界トップの実績を誇り、これまでの累計実績は販売・レンタル併せ10万台を越えている。

 今回販売する「EPOP NEO」は、通信機能を備えた小型のサイネージで、遠隔地からのコンテンツの更新や配信スケジュールの変更が可能なため、手作業による更新の負荷やコストが軽減できる。また、時間帯によって変わる特売情報や、急なタイムセール情報など、売り場に応じた情報の即時反映も実現。配信システムはASPで提供するため、システムの初期構築や運用の必要がない。さらにタッチパネルを搭載しているため、インタラクティブ性に優れており、抽選やポイントラリーなどの消費者参加型のコンテンツの提供が可能だ。

 同製品は、2010年7月8日から10日に東京ビッグサイトで開催された、「デジタルパブリッシングフェア2010」の凸版印刷ブースで展示。書店の店頭を模したラックに設置され、コミックのバーコードを、「EPOP NEO」の近くに設置されたリーダーにかざすことによって、そのコミックに関する映像をさらに試聴できるデモを実施。雑誌・書籍などの展開も可能で、多様な情報とインタラクティブ性に対して高い評価を得たという。
  同社は今後、様々な業界に「EPOP NEO」の販売を展開するとともに、企業のデジタルサイネージの活用を提案・導入から運用・サポートまでワントップで支援するサービスの提供を目指す。
(編集担当:宮園奈美)