農地整備(補助) 費用対効果の分析を厳格化

2010年07月02日 11:00

 農林水産省は2009年度予算執行に対する行政事業レビューの中間とりまとめを行った。2011年度予算概算要求に反映させていく。

 中間とりまとめでは、農地整備(補助)について、「成果がきちんと測定されていない」「費用対効果が明確でない」「長期的な計画の中で、きちんと整備計画を考えるべき」などの指摘が行われた、としている。

 このため、(1)費用対効果分析の厳格化(2)事業の重点化(3)巨額費用の繰越の防止など「抜本的改善」に向け、取り組むことが求められていた。

 また、林野庁関係では、緑の雇用担い手対策事業について「研修生ひとりあたりのコストが高すぎる」「ゼロから見直すべき」「定着率の増進を図るべき」などが指摘され、コスト削減などの抜本的改善の対象にあがっている。
(編集担当:福角忠夫)