主婦の6割 肩こりで自覚症状 ソニー損保調べ

2010年06月02日 11:00

 ソニー損保が今年5月に行った主婦1000人対象の健康診断・健康意識調査の結果が公表された。それによると、主婦の6割以上が肩こりの自覚症状をもち、検診については、お金がかかるなどを理由に過去1年以内に検診を受けていない主婦が約4割にものぼっていた。

 また、主婦は1週間の中で「月曜日」に最も疲れを感じており、20代の主婦では5割以上が「イライラすることが多い」「いつも体がだるい」と答えていた。

 調査は5月14日から17日までの4日間、20歳から49歳の主婦(専業主婦のほか、パート、アルバイトに従事している主婦を含む)1000人を対象に実施された。

 それによると、過去1年間に受けた検診の種類を複数回答で聞いたところ、「過去1年以内にどの検診も受けていない」という回答が39.8%と最も多い結果になった。

 そこで、過去1年以内にどの検診も受けていないと回答した398人に、検診を受けていない理由を複数回答で聞いたところ、「検診にお金がかかる」が39.4%と、経済面での理由が約4割となり、続いて「検診へ行く時間がない」32.7%、「面倒くさい」31.9%、「今のところ特に体に異常がみられない」29.1%との順になった。

 次に、「受けてみたいと思う検診」を複数回答で聞いたところ、1位は「500円で受けられるワンコイン検診」58.5%、2位に「自宅でできるキット検診」40.8%、3位に「検診後に昼食が付いているランチ付き検診」30.0%と、経済的で手軽に受けられる検診を求める傾向が強いことも浮かびあがった、としている。

 また、現在、自覚している症状を複数回答で聞いた回答では「肩がこる」が最も多く63.3%、「イライラすることが多い」39.5%、「腰が重い・痛い」33.4%、「視力が落ちた気がする」32.1%、「いつも体がだるい」31.7%という症状を訴える人が多かった。特に20代主婦では、「イライラすることが多い」(50.6%)と「いつも体がだるい」(54.2%)が5割を超え、他の世代よりも割合が多かったとしている。
(編集担当:福角やすえ)