教職員の校務もデジタル化へ

2013年04月23日 20:59

 「ゆとり教育」から「脱ゆとり」の詰め込み型教育に再びシフトするなど、迷走を繰り返してきた日本の教育現場だが、ここ最近では、時代背景に合わせて、「デジタル化」という言葉がキーワードになっているようだ。今やどの学校でも多数のパソコンが完備され、最近ではタブレット端末や教育用ソフトも充実してきたことで、一般の授業にもデジタル化の波が押し寄せてきているようだ。

 このようなデジタル化は、授業を受ける生徒のためだけのものではない。教職員の業務を簡素化するためにも、新たなデジタルサービスも登場しているようだ。

 富士通<6702>は小中学校の教職員の校務作業の負荷を軽減するクラウドサービス「文教ソリューションK―12校務支援」を発売した。出欠情報やテストの得点、生徒への気づきといった生徒の情報をデータ化し、それらを通知表や指導要領の基礎データとして活用できるというもので、関連システムを含め2015年度末までに120億円の売り上げを目指すとしている。

 さらに、東京書籍が児童や生徒にとっては時間割やデジタル教科書などに利用できる教材プラットフォームとして、今夏をめどにwindows8用に公開する予定の学校生活支援アプリ「スクールパレット」では、教員に向けては、週案や時数管理などの校務に役立つ機能も多数備えられているという。

 いじめ、不登校、受験など多くの問題を抱える現在の教育現場。そんな難しい現場で日々「教育」という仕事に携わる教職員の業務がデジタルの力により少しでも簡素化、効率化されることで、先生と様々な個性を持った生徒たちが正面向き合う時間が増え、各学校の小さな教室の中に潜んでいるさまざまな問題がひとつずつ解決されていくことを期待したい(編集担当:北尾準)