永住外国人の地方参政権付与で党内反対派けん制

2010年01月13日 11:00

 永住外国人の地方参政権付与に前向きな小沢一郎民主党幹事長は12日夕の記者会見で「党内においても、永住外国人の地方参政権付与に賛否両論あることは承知している。日本政府としての姿勢を明らかにすべきだろう、ということ」と語り、政府提案で国会に法案を提出し、「できるだけ速やかに検討を」との意向で、11日に政府・民主党が通常国会への法案提出で成立をめざすことで合意したとの背景を語った。

 また、政府が提案する以上、「党議拘束をかける、かけないでなく」自分たちの政府が提案したものであることを踏まえて行動してくれるものと思うと党内でも一本化されていないこの問題の扱いについて、反対派をけん制した。

 永住外国人の地方参政権付与には社会民主党、公明党、日本共産党が賛同しているが、政権内の国民新党や野党の自民党は反対の姿勢で、法案内容が具体化してくれば政権与党内でも新たな火種になりかねない案件になっている。
(編集担当:福角忠夫)