鳩山由紀夫首相は「事業仕分けの結果を類似の事業にも拡大しながら、無駄を排除し、来年度予算の編成作業を進めたい」と直近のメールマガジンで読者に伝えた。
首相は「成果が見込まれない事業はきっぱりやめる、効率化に向け組織のあり方や契約のやり方を見直す、天下り先の法人に無駄に積まれている基金などは国に返してもらうなど、やるべきことは本当に山積しています」と「(国民に)本当に必要と思っていただける事業、政策だけに厳選していく」姿勢を語り、その視点で予算編成を行う考えを強調している。
また、さきの事業仕分けを視察した感想について「議論はスピード感溢れるテンポで進められていました。丁々発止のやりとりが展開されており、しっかりと検討が深められているな、と実感しました。まさに、お互いに国民のみなさんのために仕事をしている、という熱気を強く感じました。傍聴したいけれど会場に入りきれない方々が100名を超えてセンターの外で待っておられる姿を見て、申し訳ないと思うと同時に、いかに国民のみなさんが、国民に開かれた政治を待ち望んで来られたか、その現実を実感しました」としている。
(編集担当:福角忠夫)