日本選手活躍へ公的な経済的援助支持派が増える

2009年11月25日 11:00

 内閣府が行った体力・スポーツに関する世論調査で、国際大会で日本選手が活躍するための公的援助について、「トレーニングや海外遠征に経済的援助を行う」「トレーニング施設の充実を図る」などをあげる人が前回調査(2006年8月)より増えていることが分かった。

 調査は全国の20歳以上の男女3000人を対象に、9月24日から10月4日までの間に調査員による個別面接聴取により行われた。1925人が有効回答した。

 それによると、選手のトレーニングや海外遠征に経済的な援助を行うとした回答は51.9%と過半数を超え、前回調査より3.7ポイント増えた。また、国などがトレーニング施設(ナショナルトレーニングセンター)を充実させるとの回答も48.9%と過半数に近づいた。

 コーチやトレーナーなど指導者の養成を図るというものも前回(37.7%)より4.6ポイント増え42.3%あった。

 一方で、優れた選手の表彰や年金などを充実させるという回答は前回より3.9ポイント減少し、32.5%になっていた。
(編集担当:福角やすえ)