藤井裕久財務大臣はガソリンなどにかかる暫定税率について、30日午前開かれた参議院本会議で答弁し「暫定税率をやめるのは当たり前」と暫定税率廃止への考えを強く語った。
藤井蔵相は「暫定税率は昭和49年(1974年)に当時の福田赳夫大蔵大臣が(前年に起こった第1次オイルショックで)値上がりしたガソリン価格を下げようと(ガソリンの消費を抑制する目的で)設けたもの」と創設のいきさつを語るともに、「道路だけに限定したものでなかった。それを35年間、道路だけと言うようにひん曲げたものがいる」と道路特定財源にしてしまった勢力を痛烈に批判した。
暫定税率の廃止は民主党マニフェストでも公約の重要項目9本の中の1本にあがっている。2010年度からの実施をめざす。
(編集担当:福角忠夫)