気象はやや狭き門、海上保安はやや広き門

2009年10月21日 11:00

 海上保安庁の幹部職員候補を育成する海上保安大学校(広島県呉市)と気象庁の幹部候補生を養成する気象大学校(千葉県柏市)の採用第1次試験が10月31日(学科試験)と11月1日(教養試験と記述による学科試験)に実施される。

 今年は海上保安大学校の採用予定者数に対する競争率は11.6倍と昨年度(12.6倍)より若干広き門に。一方、気象大学校の受験申込者は昨年度を上回り、競争率27.8倍と昨年度(25.5倍)より若干狭き門になった。

  人事院の集計によると海上保安大学校の受験申込者数は採用予定45人に対し、520人と昨年度より47人減少した。受験申込者のうち、女性は70人でこちらも、昨年度比12人減となった。海上保安大学校に採用された場合、海上保安庁職員として、月額約14万円の給与のほか、ボーナス(年2回)などが支給される。

 一方、気象大学校は採用予定15人に対し、受験申込者数は417人と昨年度より35人増えた。女性は96人で、昨年度より7人増えている。気象大学校に採用された場合には月額約15万円の給与や年間4.5ヶ月分の期末手当、勤勉手当が支給されることになっている。
(編集担当:福角忠夫)