ソニー <6758> は、同社が運営するデジタルライブコンテンツ製作・配給サービス”Livespire(ライブスパイア)”にて、ヨーロッパが誇る名門オペラハウスのデジタル映像の日本国内映画館への配給を、昨年に引き続き、2009年12月より開始する。
「World Classics@CINEMA~映画館で楽しむオペラとバレエの世界紀行~」と題された今年の”Livespire”では、昨年初めて配給され、好評を得た「グラインドボーン音楽祭」、「ロイヤル・オペラ・ハウス」の英国2大オペラハウスによるオペラ作品に加え、イタリア最高峰といわれるミラノの「スカラ座」で公演されたオペラ作品も配給・上映される。さらに、日本では初の試みとなる”バレエ”の舞台映像をデジタルシネマ上映されるなど、普段なかなか見ることのできない、世界中から選りすぐった舞台芸術の計8作品が国内の映画館で鑑賞できることになる。
国内では、ここ数年、急速に映画館のデジタル化が進んでおり、デジタル映像の上映が可能な上映館数も2008年から2009年にかけて約3倍の350スクリーン余りに達すると見込まれている。ソニーは、デジタルシネマプロジェクターなどの最新技術を搭載した製品や”Livespire”を通じてデジタル化した貴重な芸術作品を配給することで、ハード機器とコンテンツの両面から、国内デジタルシネマ市場の活性化に取り組んでいく方針だ。
(編集担当:北尾準)