田辺三菱製薬 <4508> は27日、三菱自動車工業 <7211> が開発し、今月より法人向けに販売を開始した新世代電気自動車『i-MiEV』を、2009年7月29日よりMR(医療情報担当者)が医療関係者を訪問するための営業用社用車として導入すると発表した。
『i-MiEV』は三菱自動車が約40年をかけて研究してきた電気自動車技術の集大成。電気エネルギーのみを動力源にモーターで走行し、環境汚染や地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、自動車が現在直面する様々な課題に対応する究極の環境対応車だ。街を走っても、自然の中を走っても、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を一切排出しないことから究極のエコカーと言われている。
国を挙げ地球環境へ配慮する取り組みが推進される中、田辺三菱製薬では温室効果ガスの削減に向け、環境に優しいエコ・プロモーション体制を構築する一貫として『i-MiEV』を導入。7月中には東京都に11台、神奈川県に2台を配置予定。今後、京都府と大阪府へも導入エリアを順次拡大し、2009年11月までに1都2府1県で計50台の電気自動車をMR用社用車とする予定だ。
同社では、今後普及が進むと考えられる電気自動車を他社に先駆けて積極的に使用することにより、地球環境に配慮した事業活動並びに企業価値の向上に努めていく構えだ。
(編集担当:宮園奈美)