東京ガス株式会社<9531>は、”人と環境と住空間デザインの真の融合をめざして”をテーマに、デザインコンペティション「住まいの環境デザイン・アワード2010」を開催。2009年7月10日より募集を開始する。
審査対象は、デザインだけではなく実際に生活している住宅。「暮らし」「環境」「デザイン」の3つの要素が調和されているか否かを審査する。
同社は98年より”あたたかでぬくもりある住空間デザインの発掘と発信”を目的とした「あたたかな住空間デザイン」コンペティションを開催してきた。10回目となる08年からは、温暖化対策として生活に費やすエネルギーの低減が急務となっていることから、装いを新たに「住まいの環境デザイン・アワード」としてコンペティションを実施。ライフサイクルを通して環境負荷を抑える住宅や、居住者に心身ともにやすらぎを与え豊かな人間関係を育む住宅という昨今の住環境に対するユーザーのニーズを踏まえた募集内容となっている。
本コンペティションの目的としては、ガスのある快適で環境性に優れた住まいのあり方を示唆する優れた提案事例を募集し、好事例を公表することによって、良質な住宅が広く普及すること。08年の「住まいの環境デザイン・アワード」は、設計事務所の建築家を中心に130点の応募があったという。
また同社は、87年から「建築環境デザインコンペティション」も開催。これは、「建築と設備のトータルな調和」という考えに基づき、デザイン図面だけではなく、建物の設備計画も合わせて提出するコンペティションで、09年も作品を募集中だ。このように、今後活躍が期待される人材を発掘することで、建築業界の飛躍の一助となり、発展に貢献できればと考えている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:宮園奈美)