民主 世襲議員の立候補に「制限」設定

2009年04月24日 11:00

 舛添要一厚生労働大臣は世襲議員について、「憲法上、職業選択の自由があるから(立候補の制限など、無理に強いることになれば)憲法違反になると思う。お父さん、お爺さんが地盤を持っている選挙区以外のところから立候補するように規制するのは一案ではないか」との考えを示したが、民主党も「国会議員の子や配偶者などが親や配偶者などと同一選挙区から連続して立候補することを制限すべきとすることを党内のルールとして了承した」と同党・政治改革推進本部事務局長の野田佳彦衆議院議員が記者団に語った。

 民主党は世襲の立候補を制限する対象範囲については「3親等以内を柱に再度議論を行った上で、方向性を決めていく」という。

 野田事務局長は「来週にも総会を開催し(最後の詰めを)取りまとめ、マニフェストに盛り込む」と明言した。