インターネット 国内利用者9000万人突破

2009年04月09日 11:00

 インターネットの利用者が9091万人と人口普及率で75・3%に達したことが総務省の通信利用動向調査で分かった。国民の4人中3人がインターネットの利用者となった。

 総務省によると、今年1月に世帯や企業の情報通信サービス利用状況や情報通信機器の保有状況などを調査した。その結果、インターネットの利用者数は前年より280万人増え、9000万人を突破。人口普及率でも対前年比2・3%の伸びになったとしている。

 また、世帯でのブロードバンド回線の割合も前年比5・8%伸び73・4%になったほか、光回線も同様に7・7%増加し、39%になっていることが分かった。

 インターネットの利用者増加とともに、インターネットを利用した広告を実施する企業も前年より3・4%増え、31%になるなど、ネットでの広告実施会社は3社に1社に近づきつつある。

 一方、安心安全への取り組みでは18歳未満の子供がいる世帯の20・3%がパソコンにフィルタリングソフトを「利用している」と回答。前年より7・4%増えた。また、携帯電話でもフィルタリングサービスを49・8%が「利用している」と回答。こちらは前年より28・2%増と大幅な伸びをみせていた。