警備にも使える企業向け受付ロボット 夏市場に

2009年03月04日 11:00

 綜合警備保障が警備ロボットの開発・販売で培ったノウハウを用いて、企業向け受付ロボット「An9―RR(アンナインアールツー)」を5月から販売する。

 An9-RRロボットは(1)本体内蔵の空間センサーで訪問者を感知、感知した方向に顔が動き(上下左右)、音声と目の表情を使い、訪問者を迎える。また(2)企業担当者が訪問者の情報を事前にロボットに登録すると、予約番号が付与され、訪問者が予約番号をロボットに打ち込むと、直接企業担当者の内線に連絡することができる。(3)タッチパネルで「部署検索」「人名検索」等も簡単。さらに(4)訪問者の顔を自動的に記録し、ロボットを通して会話した内容は記録されるため、入退出記録も簡素化される。このほか、(5)入館証(オプション)が発行できるので、訪問者の入退室管理と企業側の業務効率向上に繋がるとしている。

 さらに(6)一定の時間を越え、受付に滞留する訪問者を感知した場合、音声により注意喚起し、同時に、オフィス側にもアラームが流れる(7)本体・子機ともに空間センサーと監視カメラを搭載しており、子機はコンセントがあれば自由に設置でき(本体と子機は無線通信)、受付終了後のローカル警備システムとしても利用可能。さらに(8)ローカル警備システムとして使用中にロボット(本体・子機)が不審者等の異常を感知した場合は、登録した携帯電話へカメラ画像添付の警報メールを送信。事務所の内線電話を一斉に鳴動させることができ、不審者等を威嚇することができるなどの特長がある。

 本体1台と子機1台の価格リースプラン(4年契約)6万8250円(税込)/月額。販売価格289万2750円(税込)。オプションとして子機2台まで増設可能。