何としても景気の底割れ回避を 御手洗会長

2009年02月17日 11:00

 「何としても景気の底割れ回避を」。御手洗冨士夫日本経済団体連合会会長は2月16日、2008年第4四半期GDPが速報値で前期比年率マイナス12・7%と大幅な落ち込みとなったことを受け、「日本経済が、世界同時不況の影響を受け、まさに危機的な状況にあることを如実に示している」と国内の経済状況の深刻さを懸念するととともに、「今年前半はさらに厳しい局面となることが予想される」と緊迫感を示した。

 同会長は「輸出の減少ペースが加速し、各業界では急激な減産の動きが拡大している。雇用情勢も急速に悪化している。政策を総動員し、何としても景気の底割れを回避しなければならない」と強調。

 「大胆な財政刺激策の実行が待ったなしの状況。まず、来年度予算を一日も早く成立させるとともに、来年度補正予算の編成に直ちに着手すべき。このような時にこそ、雇用の安定・創出と中長期的な成長力強化に向けた国家的プロジェクトを日本版ニューディールとして強力に推進すべきである」と語るとともに、「日本銀行も、年度末に向けた企業の資金調達・資金繰り対策に、万全を期してもらいたい」と要望した。