国土交通省観光庁がまとめた昨年11月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報で、総取扱額が対前年同月比で4ヶ月連続して減少したことが分かった。特に海外旅行については前年同月比で15・2%の大幅な減少となり、減少は6ケ月連続になっていた。
観光庁が今月まとめたところによると、主要旅行業者が昨年11月に取り扱った海外旅行取扱高は1893億7318万9000円と、前年同月比で15・2%の減となった。また、外国人旅行の取扱高も62億8200万1000円と前年同月比で17・1%の大幅減少。国内旅行も3597億4463万1000円と前年同月比で3%の減少になり、この結果、全体では5553億9982万1000円と前年同月に比べ、額にして465億7196万1000円、率にして7・7%減少する結果になった。
世界的な不況のなかで、旅行需要をどう増やすか、魅力的な商品づくりなど、需要喚起策が課題になりそうだ。