三洋半導体は、時計カウント動作時で業界最小となる０・４μＡの超低消費電力「１６ビットＬＣＤフラッシュマイコン『ＬＣ８８Ｆ８５ＤＯＡ』」を開発し、３月からサンプル出荷を行う。
マイコンには時計カウント機能が内蔵されており、セットの待機時も日時情報を保持するために微小電流によって時計カウント機能が動作している。「ＬＣ８８Ｆ８５ＤＯＡ」は、この時計カウント動作時の消費電流を業界最小の０・４μＡまで抑え、同社従来製品と比較し、セット待機時の消費電力を約８５％削減した。
また、４８×３２ドットマトリクス表示に対応するＬＣＤ駆動回路を内蔵しており、同社は「カード決済端末や、家電製品、健康機器など各種電子機器のＬＣＤ表示用途にも最適な仕様となっています。今後も低消費電力の技術を追求し、使い易く、設計者と地球にやさしいマイコン開発を通じて、電子機器の低消費電力化に貢献していきたい」と話している。
サンプル価格は６００円。
