結婚3~9年目の女性、親族の悩みと夫婦満足度に負の相関 399人調査で結婚初期との差

2026年10月14日 18:12

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街中を並んで歩く人々。ナレソメの調査では、結婚3~9年目の女性について、親族の悩みと夫婦関係・家庭生活の満足度との間に負の相関が見られた(画像はイメージ)

今回のニュースのポイント

結婚相談所などを運営する株式会社ナレソメが2026年10月7日に発表した調査結果によると、結婚3~9年目の既婚女性において、「親族」に関する悩みと夫婦関係満足度(相関係数−0.43)および家庭生活満足度(同−0.50)との間に中程度の負の相関が見られました。結婚1~2年目の女性(同−0.07、−0.05)と比べて負の相関が強く、婚姻期間の違いによって満足度と関連する悩みの傾向に差が生じている実態が示されました。

本文
 結婚相談所「ナレソメ予備校」を運営する株式会社ナレソメ(本社:東京都港区)は2026年10月7日、既婚男女399人を対象とした「既婚者対象:結婚生活に関する調査2026」の分析結果を公表しました。本調査では、婚姻期間によって夫婦生活における悩みと満足度・幸福度との関連性がどのように変化するかを分析しています。

 調査は2026年7月2~8日にインターネットで実施し、既婚男女399人(男性113人、女性286人)が回答しました。このうち結婚10年以上の男性11人、女性47人も全体の回答者数に含まれており、婚姻期間別の比較は399人全員を対象としたものではありません。また、本分析は同回答者集団における統計的相関関係を調べたものであり、日本の既婚者全体を普遍的に代表するデータではない点に留意する必要があります。

 女性回答者を婚姻期間別に分類して分析したところ、「親族の悩み」と「夫婦関係満足度」との相関係数は、結婚1~2年目の女性では−0.07(ほぼ相関なし)だったのに対し、結婚3~9年目の女性では−0.43(負の相関)を示しました。相関係数が負の値を示すことは、親族の悩みを強く感じている人ほど、夫婦関係の満足度が低い傾向にあることを表しています。

 同様に、「親族の悩み」と「家庭生活満足度」との相関係数においても、結婚1~2年目の女性が−0.05(ほぼ相関なし)であったのに対し、結婚3~9年目の女性では−0.50(明確な負の相関)となりました。夫婦関係の満足度にとどまらず、家庭生活全体の評価においても、結婚3〜9年目の女性集団で相関の強まりが観察されました。

 一方で、親族の悩みそのものの平均値を比較すると、結婚1~2年目の女性が2.17、結婚3~9年目の女性が2.12となり、大きな差は見られませんでした。このデータは「結婚年数が経過するにつれて親族の悩み自体が増加する」わけではなく、悩みの絶対的な大きさよりも、それが夫婦関係や家庭生活の満足度とどのように結びつくかという関連性に差が生じていることを示しています。

 同社が2026年9月30日に公表した同一の既婚男女399人を対象とする関連調査では、結婚1~2年目の初期段階において、男性では「家計の悩み」(自分の幸福度との相関係数−0.42)や「ワーク・ライフ・バランスの悩み」(同−0.46)、女性では「家事・育児の悩み」(夫婦関係満足度との相関係数−0.40)が強い負の相関を示していました。これらの結果を合わせると、婚姻期間ごとに回答者集団の中で意識されやすい悩みの側面が変化していることがうかがえます。

 なお、本調査における設問項目は「親族」全般を指しており、配偶者の親(義実家)だけでなく自身の実親や親族関係全体が含まれます。そのため、調査結果を一概に「義実家とのトラブル」と言い換えることはできません。同社は解説において、育児やライフイベントに伴う親族との接触機会の変化などが背景にある可能性を推測していますが、これらは調査主体による考察であり、事実として証明されたものではありません。

 また、本調査は異なる婚姻期間の回答者を同一時点で比較したクロスセクション調査であり、同じ夫婦を結婚1年目から9年目まで長期間追跡した縦断調査ではありません。そのため、結婚3年目を境に急速な変化が起きるという統計的証明や、親族の悩みが直接的に満足度を低下させているという因果関係までを確定するものではありません。

 今回の調査数値が明確に示しているのは、親族の悩みの平均値自体は結婚1~2年目(2.17)と3~9年目(2.12)でほぼ同水準である一方、夫婦関係満足度との相関係数は−0.07から−0.43へと負の相関が強まるという事実です。婚姻期間別の回答者グループにおいて、悩みと生活評価との関係性に異なるパターンが存在することを示しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)