OKI子会社が中国でキーボード生産能力を倍増

2008年12月24日 11:00

 OKIは中国江蘇省でキーボードの生産販売を行う100パーセント子会社の日沖電子科技(昆山)有限公司の新工場での生産を始めた。2010年度までに生産能力を現在の年間350万台から2倍の700万台に引き上げる、としている。工場の延べ床面積は従来工場が1520平方メートル、新工場は1680平方メートル。

 日沖電子科技は2004年から中国で生産を始め、モバイルノート用キーボード市場では世界トップシェアを持ち、ノートPC市場の急成長とともに順調に事業を拡大してきた。

 同社は「キーボードの機能性を損なうことなく軽量・薄型を実現する技術と品質の良さがお客様から高く評価されています。現在の工場が手狭となり生産能力も限界に達したため、生産拠点を拡張することにした」と説明している。

 今後は日本、中国、台湾、韓国市場を中心に販売活動をさらに強化していく計画だ。従業員数260人。主な事業はモバイルPC・PDA用キーボードの開発、製造、販売。