東リのタイルカーペット「オフロケーションシステム」が「２００８年度グッドデザイン賞（Ｇマーク）」（財団法人日本産業デザイン振興会主催）を受賞した。同社のグッドデザイン賞受賞は４年連続となる。
今回受賞のオフロケーションシステムはタイルカーペットの長寿命化とフロア全体の美観維持をテーマ開発されたもので、メイクアップセンターで一定量のスペアタイルカーペットを保管しておき、計画したローテーションに基づき交換、洗浄、保管を繰り返すシステム。
現場洗浄でも、全てのタイルカーペットをまんべんなく交換でき、汚れる部位の偏りや部分的な劣化を予防できるほか、敷設配置図を元にした計画的な作業で現場での作業時間が短くて済むなどの利点がある。
審査会では「ビルオーナーにとってトータルコストの低減につながり、利用者には常に快適性が確保され、管理者はメンテナンスが容易。さらに、生産から流通、販売、施工、メンテナンス、廃棄までを一貫して管理できるシステムで、無駄のない効率的で、環境にやさしい循環型の優れたビジネスモデル」と評価された。
