日野自動車と丸紅は共同でインドのムンバイ市に日野製トラックやバスおよび補修部品の販売を行う販売会社「Hino Motors Sales India Private Ltd.」(日野インド販売)を立ち上げた。
日野インド販売の資本金は4・9億円相当のインドルピ-。出資比率は日野65%、丸紅35%。従業員は約30人。
日野インド販売は海外市場での日野の主力車種である「HINO 500シリーズ」(日本名「日野レンジャー」)の販売を09年半ばに開始し、数年内には「HINO 700シリーズ」(日本名「日野プロフィア」)、「HINO 300シリーズ」(日本名「日野デュトロ」)、バスの導入を計画している。
日野と丸紅ではインドが経済自由化後、急速な経済発展を遂げており、近代化に伴う建築・建設ブーム、資源ブームでトラック需要が大幅に拡大している。日野インド販売を拠点として、急成長を続けるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国を指す造語)の一角であるインド市場へトラック、バスで参入していきたいと話している。