大日本スクリーンが新たな製造拠点用地を取得

2008年08月22日 11:00

 大日本スクリーンは、熊本県上益城郡益城町に新たな製造拠点としての工場建設用地を取得することを8月19日、決定し、熊本県及び益城町と同社の間で、工場建設用地取得に関する立地協定書に調印した。建設用取得面積は約24万平方メートル。2010年1月の着工を目指す。

 同社は「近年エレクトロニクス業界では、デジタル家電や車載用電子機器の市場の拡大に加え、BRICsをはじめとする新興国におけるパソコンや携帯電話の需要が増加しており、今後も長期的な成長が期待されている。また、印刷業界においても、印刷・製版設備のデジタル化の流れが新興国に広がるとともに、先進国ではPOD(プリント・オン・デマンド)システムへの注目が高まりをみせ、印刷用刷版描画装置(CTP)やインクジェット印刷機などの需要が拡大すると予想されている。こうした業界の動向を背景に製品の長期的な需要増加への対応と、将来の新規事業への展開に備えた生産体制の構築を目的に、装置の生産工場用地を取得することになった」と説明している。