住宅用分電盤・開閉器など平均11%値上げへ

2008年08月19日 11:00

 東芝ライテックは住宅用分電盤・開閉器の価格を10月1日から9%から13%の幅で値上げする。平均値上げ幅は11%になる。対象品目は1508機種に及ぶ。

 上げ幅の大きい多機能住宅用分電盤プチパネリアは13%の値上げで対象機種は495機種。上げ幅が最も小さい小形住宅用分電盤プチパネリア横一列シリーズは9%の値上げで対象機種は62機種ある。

 開閉器では配線用遮断器・モーターブレーカ・モーター配電函が13%の値上げ、対象機種は103機種。分岐ブレーカは10%の値上げで66機種。このほか、ブレーカ部品・住宅用分電盤部品・電力量計箱などの部品についても10%の値上げが実施される。

 同社では「近年の住宅用分電盤・開閉器の生産に関わる原材料(銅材・鋼材・樹脂等)の市場価格高騰に対し、経営、流通の合理化、生産コストの抑制など原価を低減するため、最大限の努力を続けてきたが、昨今の原材料の高騰は如何ともし難く、価格改定に踏み切った」と値上げに理解を求めている。