原油高騰のあおりを受け、食料品から日用品など生活関連商品が相次いで値上がりしているが、ついに、トラックやバスも値上げの対象になった。
いすゞ自動車は8月4日、国内向け大型・中型・小型のトラック(キャブ付シャシー)やバスの全車種について、メーカー希望小売価格の改定を9月1日から実施すると発表。
大型トラクタで30万円、大型単車で35万円、中型18万円、小型12万円から7万円の幅で。また、大型バスは50万円、中型バスが35万円、小型バスで20万円の値上げを行う。
値上げについて、同社は「原油価格の高騰など厳しい状態が続いております。これまでいすゞは、原材料価格の高騰を合理化や部品メーカー・関連会社との協力によるコスト削減により可能な限り吸収してまいりましたが、原材料価格は現在も高騰し続け、企業努力の限界を超えたレベルに達するに至りました」として、理解を求めている。