明治乳業 9月からチーズなど値上げ

2008年07月29日 11:00

 明治乳業は、9月1日からチーズ、マーガリン、明治メリーミルクの常温商品の価格を改定する。またマーガリン群1品と常温商品6品の容量変更も行う。

 価格変更は明治スライスチーズ脂肪分1/4カット5枚入などのチーズ類19品は4・5%から20%アップとなる。20%アップとなるのは、明治モッツァレラチーズ100%とろけるスライスチーズ8枚入。

 明治コーンソフト400gなどマーガリン類15品も3・6%から18・5%値上げする。明治メリーミルクは320円が350円に値上げされる。

 容量変更は、明治なめらかソフト400gが360gに、明治ピーナッツクリームなど常温商品6品が10%から13・3%の減量となる。

 同社は「輸入チーズや油脂に加え、包装材料等の価格が高騰しているうえ、世界的なバイオ燃料の需要増に起因する飼料価格の高騰やエネルギーコストの上昇で、生乳生産に関わる経費が増大しており、酪農経営は急速に悪化しております。このような酪農事情を踏まえ、生産者団体と乳業各社との乳価交渉により、2008年度のチーズ向けの生乳取引価格の引き上げが決定されたことなどが今回の改訂に繋がった」と話している。