国内初 衛星回線利用アウトソーシングサービス

2008年04月24日 11:00

 日立情報システムズは国内初の衛星回線を利用したアウトソーシングサービスを東京都小笠原村で開始した。

 これは日立情報のデータセンタに設置したブレードサーバを専用で貸し出す「ブレード専有型ホスティングサービス」と総合行政システム「e-ADWORLD」を組み合わせたサービスで、小笠原村とデータセンタ間のネットワークには、日立情報の衛星通信サービス「NETFORWARD/ST」を利用(衛星回線にはJSATの衛星ブロードバンドサービス「SPACE IP」を利用)した。

 東京から南南東に約1000km離れた太平洋上に位置する小笠原村は技術者の訪問も困難だった。アウトソーシングはこれらの問題を解決する。

 サーバシステムは都内のデータセンタで運用しているため、法改正に伴うシステムリリースや保守などにも迅速に対応できるほか、台風・地震などの自然災害に対する安全性も確保できる。

 また、小笠原村の職員が使用する複数のPCの一元管理を実現、情報漏洩防止対策、高い処理性能と信頼性が確保できる。