日産自動車の日産先進技術開発センターが国土交通省の建築物総合環境評価システムでSランクを取得した。自動車メーカーの事業としては初のSランクという(同社)。
認証は、眺望・採光性を活かし熱負荷低減に配慮した建築、執務空間に自然を取り込んだグリーンキューブ(緑化庭園)の採用、自然と調和した屋上緑化、旧建物解体時のコンクリートガラ(廃材)の再利用 、高効率な省エネルギーシステムによるライフサイクルCO2排出量の削減、外気冷房など自然エネルギーの利用など、建物の環境への配慮が評価された。
建築物総合環境評価システムは国土交通省が主導する建築物の環境性能評価手法で、省エネや省資源・リサイクル性能などの環境負荷削減の側面、室内の快適性や景観への配慮などの環境品質・性能向上を含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するもの。