米国が日本に不利な事するはずない 韓米合意で

2012年10月09日 11:00

 韓国が北朝鮮全域を射程内にするため、弾道ミサイルの射程距離を300キロメートルから800キロメートルに延ばすことで韓米合意したことに対し、参議院外交防衛委員会理事の佐藤正久参議院議員(自民)は8日、「北朝鮮への抑止力向上という点では日本にプラス」とする一方、「西日本のほぼ全域が射程圏内に収まることへの議論は必要」とした。

 佐藤議員は西日本が射程内に入ることに関して「(新聞朝刊のコメントに)日本に不利になるようなことを米国が行うはずはないとあったが、コメントは依存症の弊害では」と懸念した。日米安保が強固でも、自国の防衛体制は憲法の認める範囲であらゆる可能性を自国で探る必要がある。相互協力体制と依存は違うと警鐘する。佐藤議員は次期国会で韓国のミサイル射程距離拡大を議論したいとしている。(編集担当:森高龍二)