青少年を有害情報から守る フォーラム開催へ

2008年03月13日 11:00

 ネット安全安心全国推進フォーラムが3月14日午後1時30分から東京都千代田区霞が関3丁目2番2の霞が関コモンゲート(中央合同庁舎7号館3階)講堂で催される。

 これは青少年を有害情報環境から守るための国民運動の一環として、関係業界・団体等の連携強化と効果的な取り組みを進めるために文部科学省が開催している「ネット安全安心全国推進会議」が主催するもの。

 文部科学省では「携帯電話を介してインターネットを利用し、トラブルや犯罪被害に巻き込まれている子どもたちの実態を把握し、そうした問題に対応している地域の取り組み事例を踏まえ、それぞれの立場で地域や団体のネットワークづくりをはじめとする大人の取り組みについて考える機会にしたい」としている。当日は地域での取り組み事例の紹介などのほか、有害情報対策に対するパネルディスカッションが予定されている。

  警察庁によると、平成19年中にインターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律(いわゆる出会い系サイト規制法)違反の送致件数は122件(前年比159・6%増加)、送致人員は114人(同137・5%増)と増加。

  中にはサイトで知り合った女子高生に代償を供与して性交するとともに、わいせつな画像を撮影したり、インターネットのホームページを利用して全国一円の延べ約1600人の顧客に児童ポルノDVD約3万2000枚を販売していた悪質なケースも発生している。