MotoGP世界選手権第14戦アラゴンGPは、9月29日、スペイン・アラゴン州アルカリ郊外のモーターランド・アラゴンで行われ、コースアウトのアクシデントにもかかわらず、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)をかわし、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝、今季6勝目を飾った。3位はバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、4位はアルバロ・バウティスタ(ホンダ)5位はステファン・ブラドル(ホンダ)、6位カル・クラッチロー(ヤマハ)が入った。日本の青山は14位でフィニッシュした。
その結果ランキングポイントは、M・マルケスが、2位のJ・ロレンソに39ポイント、3位ダニ・ペドロサ(ホンダ)は転倒し、ノーポイントとなったため、59ポイントの大差がついた。4位V・ロッシ、5位はC・クラッチローの順。
レースは、気温23度、路面温度30度のドライコンディションの中で、24周、24人のライダーがスタートした。
スタートは、2番グリットのJ・ロレンソが好スタート、PPのM・マルケスを抜きトップに立ち、次いで、M・マルケス、3番グリットのD・ペドロサの順でスタート。このレースも前回同様J・ロレンソの先行逃げ切りで始まった。
3週目に入り早くもD・ペドロサが仕掛け、M・マルケスを抜き2位に浮上、3台のマシーンのトップ争いが続く。
そしてレースの前半にアクシデントが起きた。M・マルケスとD・ペドロサが接触、D・ペドロサが転倒してリタイヤ、M・マルケスは大きくコースアウトし、2秒5のタイムロス。しかしその後、トップのJ・ロレンソに追い付き、トップを奪いそのままフィニッシュ。
また、特筆すべきはV・ロッシの表彰台に賭ける執念であろう。最終ラップまでA・バウティスタ、ブラドル、クラッチローらと激しい3位争いを展開し、見事それを制した。6万1千人の大観衆を沸かせたその迫力は見事だった。 (編集担当:犬藤直也)