福島第一原発5号・6号廃炉「報告まだ」菅長官

2013年11月21日 08:55

 菅義偉官房長官は20日、東京電力福島第一原発の5号機、6号機の廃炉について「安倍総理が福島第一原発の廃炉に専念する観点から、9月に東京電力に対し廃炉要請を行った。これを受けて、東電において議論が行われているという風に承知している」と語った。また「廃炉について、結論が出たという報告は受けていない」とした。

 菅官房長官は福島第二原発について「現時点で、取り扱いについて、まだ決まっていないと理解している」とした。

 マスコミ各社は東京電力が福島第一原発の5号機、6号機を廃炉にする方針を東電が固めた方針と相次いで報じているなかで、菅官房長官がその受け止めについて記者団から聞かれて答えた。

 5号機、6号機の廃炉については安倍総理が廃炉を要請し、廣瀬直己社長が年内の結論を表明している。また、廃炉についての判断は地元にさきに説明する方針で、その後に、社としての正式表明を行うと見られる。(編集担当:森高龍二)