ガソリン車燃費ナンバーワンを達成したアルト・エコがSUZUKIの主役

2013年11月24日 10:45

Alto Eco

第43回東京モーターショーでスズキ・ブースで主役を張ったアルト・エコ。ガソリン車で最高の燃費は35.0km/リッター(FF車)だ。

 スズキは第43回の東京モーターショー(TMS)開催にフォーカスして、同社の主軸軽乗用車アルト・エコをマイナーチェンジし、ガソリン車で最高燃費を達成した。TMSのスズキ・ブースで主役を張った、そのアルト・エコのJC08モード燃費は、従来の33.0km/リッターから35.0km/リッターへ向上させている。ふつうのアルトの燃費が22km/リッター前後だから、相当な低燃費といえる。発売は12月18日から。

 アルト・エコは従来のモデルでも、燃費改善策として新アイドリングストップシステムやエネチャージ(減速時にエネルギーを回生して発電・充電し、蓄えた電力でアイドリングストップの際に電装品を稼働させる)システムなどの低燃費技術を投入していた。しかし、発表された新型は燃費改善技術を当然盛り込みながら、パワートレーンの抜本的な改良で燃費を向上させているところがポイントだ。

 具体的には、従来からのR06A型エンジンの圧縮比を11.0から11.2にアップさせ、ピストン形状を見直した。ピストン頂面をなだらかな凹状として、圧縮比アップに伴うノッキング防止策と燃費改善を狙った改良だ。加えて、エンジンオイルポンプの変更と、エンジンオイルそのものも新開発し、フリクションロス低減を図った。また、エンジン制御技術の見直しなどで可変バルブタイミング機構が働く領域を拡大、トランスミッションの改善と合わせて、低回転で走行出来るように改良した。これら、“爪に火を灯すかのような”細かな改善・改良・変更で走行燃費を2km伸ばした。技術者の執念とも思える努力に拍手を送りたい。

 新型アルト・エコ(FF車)の価格は83万8950円から94万3950円とリーズナブルなのも特徴だ。

 消費増税が行われる2014年以降、軽自動車税アップが囁かれている。が、日本独自の軽自動車の進化は止まらない。車両価格が低廉で低燃費、車重が軽いので道路・インフラへのダメージも軽微だ。これぞ本当のエコカーである。(編集担当:吉田恒)