菅義偉官房長官は沖縄県内で行われている普天間飛行場の名護市辺野古への移設への署名活動で3ヶ月半で7万人の署名が集まっている動きについて、25日の参議院特別委員会で感想を求められ「沖縄県民のみなさまが当初5万人を目標とした署名に7万人を超える方が署名されたということで、大変にありがたいことと感じている」と語った。県内移設に反対ばかりでもないことを国会で示した格好。
これは日本維新の会の中山恭子参議院議員が「普天間飛行場を名護市辺野古へ移設しようとする沖縄県民大会に24日行ってきたが、沖縄では沖縄県民の方が動き出していると感じた」と語り、そのうえで「辺野古移設への署名活動が5万人の署名を目標に行われ、『活動から2ヶ月半(10月半ば)で5万人を達成、11月半ばで7万3000人、まだ、署名が続いていて、8万人を超えるのではとの動きだった』」と説明。
中山議員は「県民大会の主催者は『この動きは沖縄の氷山の一角であり、自分たちで考え、自分たちで意思表示をしようという動きがでてきた』ということだった。長官の感想を」と求めたのに答えた。
菅官房長官は「わが国を取り巻く安全保障環境が極めて厳しい中で、その抑止力を保ちながら、普天間飛行場の危険を1日も早く取り除くためには、最良の選択が辺野古への移設だと考えている。県民の方がそうした活動を頂いていることはありがたい、また、政府としては沖縄の過度の基地負担の軽減に全力で取り組んでいかねばならないとの思いを新たにした」と答えた。(編集担当:森高龍二)