【今週・休み明けの展望】今世紀最高値「2007.2.26」超えに〃蹶起セヨ〃

2013年12月29日 20:12

 9日はローソン<2651>、キユーピー<2809>、久光製薬<4530>、オーエスジー<6136>、ファーストリテイリング<9983>、東京個別指導学院<4745>、USEN<4842>、カッパクリエイトHD<7421>、コジマ<7513>、壱番屋<7630>、松屋<8237>、井筒屋<8260>、OlympicG<8289>、歌舞伎座<9661>、吉野家HD<9861>、プレナス<9945>、10日はいちごGHD<2337>、コスモス薬品<3349>、東宝<9602>、パソナG<2168>、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>、ビックカメラ<3048>、ネクステージ<3186>、三協立山<5932>、日本フイルコン<5942>、コーナン商事<7516>、ガリバーインターナショナル<7599>、ポプラ<7601>、オンワードHD<8016>、マルエツ<8178>、島忠<8184>、チヨダ<8185>、ライフコーポレーション<8194>、リンガーハット<8200>、ポケットカード<8519>、乃村工藝社<9716>、セントラル警備保障<9740>。

 海外の経済指標は、12月30日はアメリカの11月の中古住宅仮契約販売件数、31日はアメリカの10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、12月のシカゴ購買部協会景気指数、消費者信頼感指数、1月1日は中国の12月の物流購入連合会の製造業購買担当者景気指数(PMI)、2日は中国の12月のHSBCの製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値、フランス、ドイツ、ユーロ圏の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)確報値、アメリカの12月のISM製造業景況感指数、11月の建設支出、3日はアメリカの12月の新車販売台数、6日はフランス、ドイツ、ユーロ圏の12月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)確報値、ドイツの12月消費者物価指数(CPI)、アメリカの12月のISM非製造業景況感指数、11月の製造業受注、7日はドイツの12月の失業率、ユーロ圏の12月の消費者物価指数(CPI)、アメリカの11月の貿易収支、8日はドイツの11月の貿易収支、経常収支、ユーロ圏の11月の小売売上高、失業率、ドイツの11月の製造業受注、アメリカの12月のADP雇用レポート、11月の消費者信用残高、9日はフランス、英国の11月の貿易収支、ユーロ圏の12月の消費者信頼感指数、ドイツの11月の鉱工業生産指数、10日はフランス、英国の11月の鉱工業生産、アメリカの12月の雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)、11月の卸売在庫が、それぞれ発表される。

 1月1日にバルト三国のラトビアがユーロを導入してユーロを使う18番目の国になる。この日からアメリカ、EUでは新しい自己資本規制(バーゼルIII)の適用が始まる。3日にはバーナンキFRB議長の講演があり、6日にアメリカ連邦議会上院、7日に下院が審議を再開する。8日には12月17、18日開催のFOMC議事録が公表される。8、9日にイングランド銀行(BOE)が金融政策委員会を開催。9日は欧州中央銀行(ECB)の理事会が開かれ、終了後にドラギ総裁が記者会見する。アメリカ主要企業の決算発表は、1月8日にモンサント、9日にアルコアが行う予定になっている。

 クリスマスウィークの前週、NYダウは26日まで6日続伸し、ロンドン市場のFTSE100指数も6日続伸。東京市場の日経平均も8日続伸で、年末の「サンタクロース・ラリー」に米英日の3市場がお付き合いした。その間に日経平均もTOPIXも年初来高値を更新し、「5月23日」の大暴落分を全部取り返して、トラウマを今年のうちに払拭した。

 しかし、NYダウは史上最高値を連日更新しても、バブルの頂点の1989年12月29日の大納会につけた日経平均の史上最高値38957.44円は、まだはるか上空にある。もっともそれは24年も前の「前世紀」20世紀の話。2001年から始まる今世紀、21世紀の日経平均最高値はというと、2007年2月26日の18300.39円である。12月27日の年初来高値は16232.69円だったから、21世紀最高値の更新まであと2067円。それを更新した時、日本株は「100年に一度の経済危機」と言われた2008年のリーマンショックを完全に克服したことになる。