独の名門メルセデスが「東京オートサロン」に初登壇、AMGの限定車発表

2014年01月14日 07:28

A45 AMG

「東京オートサロン2014 with NAPAC」に初出展したメルセデス・ベンツ日本。そのプレスコンファレンスで発表した限定車「A45 AMG 4MATIC PETRONAS Green Edition」、価格は970.0万円。

 メルセデス・ベンツ日本(MBJ)が1月10日に千葉・幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2014 with NAPAC」に初参加した。ドイツの大手自動車メーカーとして初の出展である。

 開幕のトップを飾る同社のプレスコンファレンスでMBJの上野金太郎社長が「本日はAMGのカスタマイズモデルを17台展示いたしました。合計6700psの出力です」とAMGのポテンシャルを表現し、先の東京モーターショーでワールドプレミアとなった同社のフラッグシップであるSクラスのトップに君臨する「S65 AMG Long(3200万円)」などを紹介した。同時にAMGにおいて顧客からのさまざまなカスタムオーダーに応える「AMGパフォーマンススタジオ」が初めて手掛けた限定車が発表された。

 2013年、MBは前年比で128.2%となる5万3720台の新車を販売。通年の販売記録として過去最高となったと発表した。なかで牽引役となったのは、大幅にコンセプトチェンジし、所謂Cセグメントに真っ向から挑んだ1月発表のスポーツHB「新型Aクラス」だ。

 今回、オートサロンで公開した限定車は、このAクラスのホットヴァージョン「A45 AMG 4MATIC」をベースにAMGパフォーマンススタジオの熟練したマイスターたちが組み上げた専用の内外装を施した「A45 AMG 4MATIC PETRONAS Green(ペトロナス・グリーン)Edition」だ。

 そもそもベース車両の「A45 AMG 4MATIC」は、2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル。その出力&トルクは360ps(265kW)/6000rpm、45.9kg.m(450Nm)/2250-5000rpm。この苛烈なパワーを可変トルク型4WDシステム「4MATIC」で四輪に伝える。トランスミッションは7速オートマティックの7G-DCTを組み合わせ、ダイナミックな運動性能を得た。

 内外装はメルセデスのF1カー「Mercedes AMG PETRONAS FORMULA ONE」とテイストを合わせた“グリーン”が多用されたものとなった。

 この限定車は、日本国内で30台だけが販売される。価格は970.0万円だ。(編集担当:吉田恒)