今週、4月第5週、5月第1週(4月28日~5月2日)は、4月29日が昭和天皇誕生日の「昭和の日」の祝日で休場し4日間の取引。漢字で昭和の名がつく上場銘柄は昭和電工<4004>、昭和シェル石油<5002>など13銘柄あるが、平成はゼロ。ちなみに明治は明治HD<2269>など4銘柄で、大正は大正製薬HD<4581>1銘柄のみ。その後の連休の谷間が3日間もあるので、今年のゴールデンウィークは5月3~6日の4連休だけのイメージ。心理的に連休モードではない分、売買は盛り上がってほしいところ。アメリカでは29~30日に連邦公開市場委員会(FOMC)が、日本では30日に4月2回目の日銀の金融政策決定会合が開かれる。
28日は南アフリカが1994年の初の全人種が参加する総選挙実施を記念する「自由の日」で休場。30日はベトナムが1975年のサイゴン(現・ホーチミン市)陥落、ベトナム戦争終結を記念する「解放記念日」で、2日まで3連休になる。5月1日は英国、アメリカは通常取引だが、メーデーでドイツ、フランスなど大陸ヨーロッパ諸国、ブラジル、ベトナム、台湾、香港、中国(労働節)などが休場。インドのムンバイ市場もムンバイが属する州の「マハラシュトラ記念日」で休場する。5月2日はロシアはメーデー、中国本土は「労働節」の連休になる。
今週の国内の経済指標は、ゴールデンウィークなので特別に、いつもの月なら月末に集中するものが分散している。28日は3月の商業販売統計、30日は3月の鉱工業生産指数、住宅着工件数、5月1日は4月の新車販売台数、5月2日は3月の労働力調査(完全失業率、有効求人倍率)、家計調査、4月のマネタリーベースが、それぞれ発表される。
29日から5月8日まで安倍首相が英国、フランス、ドイツなどヨーロッパ6ヵ国を歴訪する。30日は日銀の金融政策決定会合が開かれ、終了後に黒田日銀総裁が記者会見を行う。「日銀展望リポート」も公表される。5月1日はクールビズ運動の開始日。メーデーの日で全労連の中央メーデーが開催されるが、連合のメーデー中央大会は安倍首相も出席して4月26日に開催済み。
主要企業の決算は30日までが前半のピークになる。なお、今週は新規IPOの予定はない。
28日は日立マクセル<6810>、ヒューリック<3003>、ガンホー<3765>、積水化<4204>、オリエンタルランド<4661>、コーセー<4922>、タダノ<6395>、三菱電機<6503>、マキタ<6586>、東芝テック<6588>、NEC<6701>、パナソニック<6752>、TDK<6762>、京セラ<6971>、東京エレクトロン<8035>、JPX<8697>、中部電力<9502>、中国電力<9504>、東京ガス<9531>、KADOKAWA<9477>、不二家<2211>、大塚商会<4768>。
30日は大東建託<1878>、日本M&Aセンター<2127>、山崎製パン<2212>、夢真HD<2362>、アウトソーシング<2427>、キリンHD<2503>、スタートトゥディ<3092>、野村不動産HD<3231>、コロプラ<3668>、トクヤマ<4043>、イビデン<4062>、UMNファーマ<4585>、富士フイルムHD<4901>、ポーラオルビスHD<4927>、小林製薬<4967>、TOTO<5332>、大同特殊鋼<5471>、東芝機械<6104>、牧野フライス製作所<6135>、栗田工業<6370>、富士通<6702>、セイコーエプソン<6724>、アルプス電気<6770>、村田製作所<6981>、日東電工<6988>、ヤマハ<7951>、イトーキ<7972>、ユニ・チャーム<8113>、大和証券G<8601>、野村HD<8604>、東武<9001>、小田急<9007>、京王<9008>、京成<9009>、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、南海電気鉄道<9044>、京阪電鉄<9045>、ヤマトHD<9064>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、JAL<9201>、ANAHD<9202>、三菱倉庫<9301>、テレビ朝日HD<9409>、KDDI<9433>、関西電力<9503>、東北電力<9506>、四国電力<9507>、九州電力<9508>、Jパワー<9513>、東邦ガス<9533>、東京都競馬<9672>、SCSK<9719>、ベネッセHD<9783>。