クレディセゾンが米ベンチャー企業と連携 ネットショッピング時のサイト情報を一元管理

2014年05月05日 09:42

 クレディセゾン<8253>は、米国のITベンチャーClipix LLCとサービス連携し、セゾン・UC カードのネット会員向けに、Clipix社が提供するWebサイト・画像・音声・文書などのデジタル情報を管理できるクリップ(保存)サービス「Clipix」(クリピックス)の提供を開始する。

 「Clipix」は、Clipixが2012年に米国で運営を開始した無料の次世代Webサービス。日本では13年より利用が開始されている。Webでの閲覧ページや、パソコン・スマートフォンにあるさまざまな情報(ECサイトの商品、写真、音楽、動画、文書)などをボタン1つでマイクリップボードと呼ばれる専用画面にクリップ(保存)することができる。

 保存したお気に入りの情報は自分自身でカテゴリごとに整理整頓できるので、再検索の手間が省ける。また、クリップした情報は「本人」で利用するほか、「友人」「全員」など個別に公開範囲を指定することができるため、ボード単位で友人とのデータ交換も可能。なお、日本での事業拡大にあわせ、8月をめどに「クリピックスジャパン設立準備室」を法人化する。日本では現在、レイサス株式会社が代理業務を行い、クレディセゾンとのサービス連携、運営、法人化手続きをサポートしている。

 今回の連携により、クレディセゾンのネット会員は、「Netアンサー」または「アットユーネット!」の会員IDを「Clipix」に登録するだけで、ポイントサイト「永久不滅.com」に出店しているサイトで「Clipix」を利用して買物をした場合、「永久不滅.com」利用時と同様に、永久不滅ポイントが最大30倍貯まるポイント優遇が自動的に適用される。

 ポイントサイト「永久不滅.com」とはインターネットショッピングなどで「永久不滅ポイント」が貯まるポイントサイト。500以上のサイト、5万以上のショップが出店しており、「永久不滅.com」を経由したショッピングでは、「永久不滅ポイント」が通常の最大30倍貯まる。

 今後はスマートフォン版への展開や、クレディセゾンのツールバーなどの既存サービスと連携していく方針だ。(編集担当:慶尾六郎)