結婚につながる「出会い」求める男性と、「出会いの質」を求める女性たち

2014年05月11日 16:35

 結婚しない男女が増えている。国立社会保障・人口問題研究所によると、2010年の時点で男性の生涯未婚率は2割、女性は1割。異性の友人や恋人のいない独身男性は6割、女性は5割に達し、いずれもここ十数年で増加している。一方、独身者の約9割は「いずれは結婚したい」と考えており、結婚したくてもできない人が多い現実が浮かび上がる。

 内閣府の「家族と地域における子育てに関する意識調査」(平成25年)では、全国の20~79歳の男女3000人を対象に、「若い世代に未婚・晩婚が増えている理由は何だと思うか」と尋ねている。その結果、1位は「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」で51.9%、2位が「経済的に余裕がないから」で47.4%、3位が「結婚の必要性を感じていないから」で41.9%となった。

 実際はどうか。「結婚したい」と回答した独身者を対象に、複数回答で「あなたはどのような状況になれば結婚すると思いますか」と尋ねたところ、最多は「経済的に余裕ができること」(46.3%)、次いで「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」(37.8%)、「結婚の必要性を感じること」(32.9%)、「異性と知り合う(出会う)機会があること」(30.5%)などとなった。多くの独身者は、経済的に余裕ができ、よい出会いがあれば結婚したいと考えている。逆に言えば、お金も出会いもないから独身でいる人が多いということだろう。

 性別にみると、男性よりも女性の方が「出会いの質」にこだわるようだ。結婚に踏み切る理由としては、男女ともに「経済的な余裕」が1位だが、男性の2位は「異性と知り合う機会があること」、女性では同率1位で「希望の条件を満たす相手にめぐり会うこと」となっている。男性は「出会いそのもの」を求める一方、女性は「希望の条件を満たす相手との出会い」が必要だと考えているのだ。結婚をめぐるミスマッチの要因は、この辺りにあるのかもしれない。(編集担当:北条かや)