メルセデス・ベンツ史上、最もコンパクトなSUVが日本でも発売開始

2014年06月02日 07:28

ベンツ

メルセデスベンツGLA 丸みを帯びた新世代コンパクトSUV

 「SUV」と聞くと、どんなスタイルを想像するだろうか。「SUV」とは、Sports Utility Vehicleの略である。つまりスポーツ用多目的車のことだ。元々米国で使われ出した言葉だが、今や世界中で使用される名称だ。ランドローバーのレンジローバーや、メルセデス・ベンツのGクラスに代表される「角張ったデザインの背の高いクルマ」というイメージが一般的だろう。しかし近年はアウディ・Q3やBMW・X1など、丸みを帯び全高を抑えたコンパクトSUVというジャンルが人気がある。そのカテゴリーに、メルセデス・ベンツもいよいよ参入した。
 
 メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトSUV「GLAクラス」の販売を開始した。納車は今年秋以降を予定している。GLAは、Gクラス、Mクラス、GLクラス、GLKに続く、メルセデス・ベンツの5番目のSUVモデルだ。可変トルク配分型四輪駆動システム「4MATIC」など、35年以上にわたるSUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術をコンパクトなボディに凝縮し、オールラウンドな走行性能を備えている。また、2013年に発表された”コンセプトGLA”をベースにした、ダイナミックでスタイリッシュなデザインが特徴的である。

 パワートレインは、「GLA180」に1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを、「GLA 2504MATIC」に2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。いずれのエンジンもECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)を備え、さらに7速デュアルクラッチトランスミッション「7G-DCT」と組み合わせることにより、高い環境性能と優れたレスポンスを実現している。ハイパフォーマンスモデルの「GLA 45 AMG 4MATIC」は、最高出力360PS/265kW、最大トルク450Nmを発生する世界一パワフルなAMG 2.0 リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載している。

 今の時代の気分にもっともフィットする「コンパクトSUV」。このカテゴリーでは後発となるメルセデス・ベンツだが、どんな評価をユーザーが下すのかが、今から楽しみだ。価格は344万円から499万円。GLA 45 AMG 4MATICは730万2000円。(編集担当:久保田雄城)